流れ
2009.06.14
高速道路と橋が交差する下に流れる都会の川。夕方の人の流れよりもゆっくりゆっくりと流れる。一分でも一秒でも速く動き、時代の流れを掴もうとする都会の真ん中で、今なんのために流れているのだろう。
信号が赤から青へ。いったん途絶えていた人波がまた一気に押し寄せてきた。セカセカと歩きながら耳元には携帯電話。耳元に立てたアンテナで全国に一分一秒を惜しんで情報を送る。何もかもが早い。情報も流行も歩く速度も大人になってからの1日も...。
目がくるくる回りそうになる。
渋谷駅を出てすぐのスクランブル交差点に行くと僕はいつも目が回りそうになる。人に酔ったのか。情報の多さに酔ったのか。頭が何かに着いていけなくなって、プシューって故障して煙が出ているみたいに。
そんな時、人は川を見る。あまり進んでいなくとも大きく構えてまっすぐ海を目指す川を見る。
都会の川は早すぎる時代の流れに流されて漂流した人々を助けてくれる。時間を忘れさせてくれる。
川はいつの時代も人を助けてくれる。
焦って毎日を過ごしている人は一分間でもいいから川を覗いてみてください。何かの罪を犯したように時間に追われていたことから解放されリセットされるから。時間に囚われてしまったら牢屋に入ったみたいに動けなくなってしまうよ。 時代を追っかけすぎて、時間に追われすぎないように。

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