おくりびとからの碑
2009.04.24
夜中に『おくりびと』のDVDをレンタルして観た。
実家から送られてきていた柿ピーをガラスの器に入れてビールの缶を開ける。
プシュー。ごくり。
まずレンタルDVDの新作情報を見る。
本編が始まるまでのこの時間がなんとなく好きだ。
次はこれを見てみようかな...なんてふんわり考えて次々と新作情報が流れて本編が始まったらだいたい忘れる、この時間が好きだ。
『おくりびと』を何故みようと思ったかと言うとオカンが劇場に見に行って凄く良かったと言っていたのが頭に残っていて なんとなく見たくなったのだ。
見るまでは凄く暗い内容だと決めつけていたが、思ったよりも暗くなかった。本木雅弘さんが納棺の仕事の際についた匂いを銭湯で鼻の穴を迅速に何回も何回も洗うシーンには笑ってしまったくらい、可笑しいシーンもあったからだ。
おくりびと...。自分も祖父や祖母の納棺に立ち会ったことがあるが、本木さんや山崎努さんのように優しくキレイでこれほど自然な愛につつまれた感じではなかった。そんなに酷いこともされてないが、細かく言えば何かが違った。
納棺を毎日のようにして、それが作業となってしまい、一人一人の人生の安らかな旅立ちを一つ一つしっかり感じて送り出すことは凄く大変なことだと思う。でもこの映画に出てくる納棺士はその愛が伝わってくる。
だから暗いという印象の映画ではなかった。
それと本編内で納棺士が汚らわしいと罵られるシーンがあったが納棺士の何が汚らわしいのか、今まで思ったことがなかったからシックリこなかった。もし自分が納棺士になると言ったら親も周りも反対するのだろうか。
夜中少し考えさせられた。
自分の人生のこのタイミングで見れたことがとても良かった。この映画は人生の中のどのタイミングで見るかで伝わり方が変わる気がする。

あーいーうーえーおー
2009.04.13
眼をこする。こする。こする。
見えますか?
写真の中央にうっすら...ね?
夜明けのサービスエリア。
車の運転の休憩と下り立ったとき、遠くに浮かび上がるMt.Fuji。富士山。
ぽっかり口が開いてしばらく見とれてしまった。
くじ引きで当たりが出たような。
席替えで隣の席に好きな子が来たような。
純粋で真っ白な心のポケットにそっと誰かがラッキーを入れてくれた。
あー、もうひと頑張り。
いー、顔の筋肉伸ばし
うー、背伸び。
えーっと、
おーさかまで頑張りますかぁ。

お勧め
2009.04.07
ギュッと握った手。
絶対離さないでって何回も言ったのに笑顔で手を離す母。
今日は入学式。
母ちゃんはいつも そう。
自転車を乗るとき、手を離さないでって言ったのに、笑顔で手を離す。
今日は入学式。
新しい黄帽を被り、新しい希望をランドセルに一杯詰め込んで今日から小学生。
何かが始まるとき、母ちゃんはいつも笑顔で手を離す。
だから始まりと終わりはいつも同時にやってくる。
別れと出発はいつも同時にやってくる。
別に母ちゃんがどこかに行くわけじゃない。
でもずっと手を握って一緒にいてくれた母ちゃんと自分の関係が一つ進んでしまう悲しさ。
なんでも そう。
小学生を卒業してから、小学校に遊びに行っても自分の机や下駄箱...居場所がない。
違う場所に自分が進んでいく不安。
でも今考えたら進むときは不安に希望がいつもくっついてきてくれた。
だから前へ進めたし母はそれを薦めたのだろう。
進めないときの不安は不安しかポケットに入ってない。
だから誰も薦めないのだろう。
進もう。あの頃母が手を離しても前に進めただろ?
何かを卒業した人と何かに入学した人に進むことをお勧めします。

風ってさぁ
2009.04.05
東京に春が来ましたね。
今週は東京で過ごしているけど昨日まで寒かったもんなぁ。
毎朝起きて近くのコンビニにパンとコーヒーを買いにいく途中にある桜の木。
毎日ちょっと気になって見ていた。
4分咲き、5分咲き...、まだまだ春は来ないなぁなんて思いながらホットコーヒーを片手に眺めていた。
そして今日、桜は8分咲き。
コーヒーはコールドを購入。春だね。
春は風が気持ちいい。
風って言葉に似ている。
冷たい風や強い風にはイラついたり嫌な気分になったりするが、
温かい風や優しい風は気持ちいい。
体に触れた風は心の真ん中を爽快にすり抜けていく。
風って言葉に似ている。

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