雨が街にやって来た
2009.02.25
雨がザーザー降る日。
湿気と人が仲良く列車に揺られながら次の駅へと向かう。
色とりどりの傘はダラダラと額から流れる汗のような雨粒で光る。
コートや靴にも雨粒がくっついている。
晴れの日には雨粒の代わりに花粉がくっついてるんだろう。
前に立つ女性は背中がびしょ濡れなのは気にならないが、
前髪の角度は気になる様子で何度も何度も窓ガラスで確認する。
僕は僕で列車に乗る時にウッドベースを持って立つ位置を気にしてる。
もし急に満員になっても体で覆って守るためだ。
ドア付近にいたら乗客の出入りも気になる。
列車が一つの駅を移動する3分間の間に人はそれぞれに何か気にしている。
同じ時間に同じ場所にいても違うことを考えている人々を見て、
『あぁ、同じようでもそれぞれが違う人生を歩んでるんだな』
『小さなことこそ、それぞれ自分で選んでいることが分かれてくるんだな』。
そう感じた。
電車を降りると雨はこの街から去った後だった。

小さな巨人
2009.02.14
ちっちゃくて短くて...でもいつもその存在以上の役割を果たしてくれる。
その名は小指。
口で約束したのを破っても文句を言われるだけだが、
小指を結んで指切りした約束を破ったら針千本も飲まされる。
それほど大きな約束を小さい一本の指に託される。
壊れてしまいそうな赤ちゃんの手と握手するとき。
耳の穴をほじるとき。
目にまつげが入ったとき。
何かに守られているような大事なものを扱うとき。
小指はいつも指名を受ける。
大きな指が出来ないことを小さな小指がやり遂げる。
小さな巨人だ。

最終列車
2009.02.09
今年が始まってもう1ヶ月が経ちました。
最近では東北東に向かって太巻きにかぶりついたり、
友人の結婚パーティーに行ったり、東京へ車で行ったり...そうです。
まさに今東京へ車で行く途中で、
どこかの川の大きな橋を渡ったところです。
先日の友達の結婚パーティーで久しぶりに会った友人と
次世代について話してたら、彼が面白いことを言っていた。
今の平成生まれの世代の間で
年齢が少し上の人と付き合ったら昭和専と言うらしい。
デブ専なんかで使うように...。
時代はどんどんと走って行きますね。
昭和の最終列車に乗り込み、
平成の始発に乗り換えた僕らはどこまで走っていくのだろう。

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