仙人の町

2008.05.21

山道を右へ左へ。車の後ろに積んだ荷物が山と会話するようにゴトゴト揺れる。
一つも街灯のない山道。静かすぎる夜の山梨。都会に住み着いたネオンとは対照的に真っ暗な町を霧が自由に散歩する。看板に『仙人の家、曲がってすぐ』って書いてあったら信じてしまうよ。今まで行ったことのある土地とどこか違った...、神秘性みたいなものを感じる。人間よりも遥かに生命力を持ったものがこの街にはいる...。森や川、山、湖、そこに住む生き物全部が人間よりもイキイキと自由に生活してる。人間が小さく見える。仙人っ、いるんじゃないの!『仙人や〜い。』 応答無し。
霧の散歩が終わったのか。視界がすっきりし出した。山中湖まで来るとポツポツと降っていた雨が止み、ポツポツと人が増え始めた。
山中湖のスタジオで合宿したり、レコーディングしたとよく聞くがこの辺りでしているのかな。
余計な音が一切無くて、ただただ必要な音だけが生息している。ここは国定音保護区に指定すべきだ。そして何十年先もミュージシャンにとって神秘的な場所であってほしいな。

山梨Natural High の会場はそんな山や湖の近くにあり、約束された日にちだけ自然から貸してもらったような自然に包まれた場所にあった。
もちろん、ライブは空と山を音が無邪気に駆け回り放題で、楽しくて楽しくて気持ちよくて。野外はやっぱ最高やと思いました。
一つ不思議に思ったのはライブ会場に降っていた綿みたいなものは何なんだということ...。
あれは山がライブを見て歓声をあげ、紙吹雪の代わりに綿を飛ばしていたのか。
それとも仙人がタンポポの綿毛に乗って、旅でもしていたのか。うーん、山梨は神秘がいっぱいだ。
山梨... 今度はゆっくり訪れて仙人探しと音作りをしたいものだ

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