春の風は冤罪
2008.02.25
『今日未明、風が硬すぎて耳がちぎれて〇〇病院に担ぎ込まれました』
っていうニュースがやってないかチェックするくらい寒い。
こんなに寒いのに夏になれば冬は良かったなぁって思うんだろうな。
この寒さを忘れないために今日の寒さをブログに載せておきます。
今日はウリョン宅まで自転車でいって、
ミーティングやリリックを書く日なのですが、
自転車に乗ってるだけなのに、耳や手が痛い。
春はあんなに柔らかくて心地良い風が
機嫌の悪いときの猫のように爪をたてて襲いかかってくる。
肩に力を入れてすぎて全身が凝り固まってしまったのか...、
緊張の糸が一カ所だけ外れたように鼻から垂れる鼻水。
車の音や人のざわめきよりも大きく流れる自分の心のつぶやきBGM。
風にずっと傷つけられて耳がちぎれたように
聞こえにくいから冬は何故か孤独な気持ちになる。
あー夏の俺よ、今あなたは幸せなのですよ。
あと、警察のみなさん、耳ちぎれ事件の犯人は
冬の風ですから早く逮捕して牢屋に入ってる春の風を外に出してあげて下さい

僕の1日、亀の1日
2008.02.21
クジラ雲が大きく飛沫をあげて東の空をゆっくり泳ぐ中、
近所の玄関前で日向ぼっこしている猫。
前を通ると首を上げるが眼は開いていない。
これは寝ながら首を上げたのか、とても眼が細いのか...。
今日は昼からカットマンでミーティングがあったけど、
朝の風の温度が気持ちよすぎてミーティング前に通天閣と四天王寺に行きました。
通天閣の前を通り過ぎることは多くても、なかなか入ることがない。
朝の通天閣の前にはパラパラと人通りはあるものの、
夜ほどの活発さやチカチカと光る輝きは無く、
化粧なしの色褪せた街の顔が日差しで照らされてなんだか寂しい気分になる。
通天閣に入るとエレベーターがあり、上がる時に薄暗くなる。
エレベーターの天井には蛍光塗料のシールが貼られてある。
あぁ...ムードあるなぁと思ったら電気代の節約のようだ。
展望室に着くとこじんまりとした望遠鏡が並んでおり、
動物園の中にいる動物も外にいる人間も
一つの大阪の生き物として展望室の窓に入れられており、それを眺める。
大阪の街は東京のように大きなビルがあまり多くないので、遠くの方まで見渡せるのがいいかな。
四天王寺は月に一度の『のみの市』をしていて、
大勢の人で賑わっていた。平均年齢は70歳くらいかな。
ワイワイガヤガヤ...。
お好み焼き100円、焼きそば200円。
うちのばあちゃんが着ている服...どの街に行っても、
おばあちゃん達は似た服を着ているがどこで買ってるのかな?
って疑問に思ったことがある。
ここだった...
座っていると知らないおばあちゃんが笑顔で話しかけてくる。
ワイワイガヤガヤ...。
日差しのせいか、おばあちゃんのせいか、心が優しく温まってきた。
そんなワイワイガヤガヤしている中、
池の中にいる亀だけは石のように動かなかった...。


そんなに何を釣り上げたいの?
2008.02.16
ビルの横から地球ごと釣り上げようとクレーン車が毎日毎日作業をする。
その頑張りもあって、この街の夜には地上にいっぱいの光りが溢れる。
あれ、どこに行ったのかと探し回るが見当たらない...。
夜空にあるはずの星が...。
何かを求めれば何かが無くなる。
誰かが言っていたが、ひとは皆幸せと不幸せの半分半分を手に持って歩いている。
ということは、
片手で持っている幸せを滑らせて落としたり、
無くしたりしたら不幸せしか残らないじゃないか。
ひとは好きなひとの手を握る。
それはその幸せを無くしたくないからなのかぁ...。
両手で抱きしめ合える相手にはその人の幸せも不幸せも受け止めなくてはならない。
何かを求めすぎて何かをなくさないように...。
今日もクレーン車は何かを釣り上げる。次は何が無くなるのか...。

葉と歯でハァー
2008.02.08
先日、滋賀の実家で竹伐りをやった。
前日の夜、最終電車にガタゴト揺られ、
背中の電池が切れた人たちが座席で
グーグー寝ている横でi-potのスイッチを入れる。
大阪から実家の最寄り駅までに気温が3℃下がり、
乗客が1/3に減ったくらいで到着だ。
そして次の朝早くから竹伐りをした。
カットマンのスタジオリハが昼からあったために3時間しか出来なかったが、
カラダを太陽の下で目一杯動かすのは性に合っているのか...
心がスカッと気持ちよかった。
葉と葉が重なり合う隙間をこぼれ落ちてくる陽射し。
歯と歯が重なり合う隙間をこぼれ落ちてくる白い息。
ハァー。
短い時間でも太陽に触れ、木に触れ、
家族に触れると心の電池が充電されたように元気になった。
あっ、自分の背中の電池も切れてたのかな...

取材の日
2008.02.03
取材を受けにビルの19階に昇る。
1、2...5...。
振動もなく上がっていくエレベーターに目の前の階数の数字だけが頼りで、
上に昇っている実感もなくただ立っている。
今自分が地上何メートルの場所にいるのかワカラナイ。わからせない。
すごく高い場所に誘導されているのに何故か安心している。
このエレベーター、プロですなぁ。
19階に着くと、そこには東京の街が模型のように敷き詰められていた。
僕は東京タワーに昇ったことがないのでワカラナイがタワーからの景色もこんなんかなぁ。
さっきまで覆っていた雲が太陽にバトンを渡したのか...
どんどん光が街に差し込んでいく。

僕の頭ん中もどんどんと光が差し込みいつもより言葉がスラスラ出た。この時の取材、誌面に載るのが楽しみだ。
![cutman-booche [カットマン・ブーチェ] Official Site](http://www.cutman-booche.com/img/head_title.gif)


